仏さまの発祥地はお釈迦さまがお生まれになったインドで、最初はお釈迦さまの遺骨=舎利を納めた仏塔などが礼拝の対象だったようです。ちなみに、世界的にも有名な「金閣寺」と呼ばれる建造物は、御朱印にもなっていますが「舎利殿」です。
最初に仏像が作られるようになったのはパキスタンのガンダーラ・インドのマトゥーラなどで、それはお釈迦さまの入滅から400~500年が経過した紀元1世紀後半頃のようです。そして、歴史の授業でも学びましたが、6世紀の半ば頃に日本にも仏教が伝来し、飛鳥寺の御本尊である釈迦如来像が日本最古の仏像で、「飛鳥大佛」と呼ばれて親しまれています。
仏さまは大きく分けて4種類
仏さまは「如来」「菩薩」「明王」「天」の4つに大別されるそうです。
これまでに御朱印を拝受しているものをとりあえずピックアップすると…
如来
悟りの境地に達した者のこと。
釈迦如来
仏さまの起源が釈迦如来。悟りを開いた実在の人物「釈迦」が発祥です。
日本三如来の1つに数えられている清凉寺の御本尊である釈迦如来さま。絵馬の御朱印も☆
阿弥陀如来
御朱印の中で一番多いのではと思います。
「南無阿弥陀仏」と唱えることで極楽浄土に往生できるという信仰の御本尊です。
紅葉の名所としても有名な永観堂 禅林寺の「みかえり阿弥陀」がとても印象的☆
ちなみに、阿弥陀さまは五却というとてつもなく長い時間の熟考を重ねて「四十八の大願」を立て、これを実現させて悟りを開くと誓って仏さまになったそうです。
薬師如来
死後における救いではなく、
病気を治して健康にするなど、この世で民衆が叶えてほしいと願っている「現世利益」を授けてくださる仏さまとして人気です。
ちなみに、
毎月8日がお薬師さまの縁日で、
世界文化遺産の仁和寺では毎月8日限定で「薬師如来」の御朱印が授与されています。
日本三如来の1つに数えられている
因幡堂平等寺 薬師如来立像 特別公開記念朱印
毘盧舎那如来
東大寺の大仏がその代表格。
仏教の教えそのものを尊格化した法身仏(ほっしんぶつ)で、
千枚の花びらがある蓮台の上に鎮座し、無数の小釈迦が並ぶ光背・千仏光が圧巻☆
大日如来
宇宙の根源となる存在。
密教における最高位で、ほかの如来・菩薩・明王は大日如来の仮の姿とされています。
密教の世界観を映し出している「金剛界曼荼羅」「胎蔵界曼荼羅」では、大日如来のまわりに四体の如来が描かれており、これらをあわせて「五智如来」と呼ばれています。
☆ to be continued ☆
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