高山寺といえば…
創建774年という伝承もありますが、
平安時代は神護寺十無尽院と称される神護寺の別院で、
1206年に明恵(みょうえ)によって創建された釈迦如来をご本尊とする寺院。
そして…
この寺院が注目を浴びる理由は…
「鳥獣人物戯画」の存在。
高山寺の境内図&見どころ
出典:
高山寺は、
1994年にユネスコの世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成資産の1つに登録されていますが、
鳥獣人物戯画をはじめとして、その見どころやアクセス・参拝料金・御朱印情報なども含めながら、
世界遺産の高山寺について幅広くご紹介します!
石水院
経典や仏教に関する書物を収蔵するための経蔵として使用されていた建物が今も現存し、
それが国宝にも指定されている石水院です。
入母屋造でこけら葺きという日本古来の伝統的手法で仕上げられている建造物です。
鳥獣人物戯画
そして、石水院を訪れて見逃せないのが鳥獣人物戯画で、
甲乙丙丁の4巻で構成される絵巻物で、日本最古の漫画とされ、国宝にも指定されています。
作者等は不詳ですが、甲と乙巻は平安末期・丙と丁巻は鎌倉時代に制作されたと推定されています。
なお、高山寺で公開されているのは精巧な模本で、
原本は、甲と丙巻が東京国立博物館・乙と丁巻が京都国立博物館に寄託されています。
日本最古の茶園
境内には、遺香庵庭園と呼ばれる茶庭のほか、茶園が設けられていますが、
鎌倉時代の初期に、
臨済宗の開祖として知られる栄西から茶の種を貰い受け、
それをここに植えたという伝承に基づいて「日本最古の茶園」と刻まれた石碑が建造されています。
また、明恵は宇治の民の願いによって宇治にも種を撒き、
それが全国的にも有名な宇治茶のはじまりとして伝わっています。
高山寺で拝受できる御朱印
高山寺で授与されている御朱印は「本尊釈迦如来」の1種類のみ。
拝観受付の際に御朱印帳を預けておけば、帰りまでに手書きで仕上げておいていただけます。
ちなみに、鳥獣戯画デザインのオリジナル御朱印帳も用意されています。
鳥獣戯画グッズ
高山寺には、
鳥獣戯画をモチーフにした様々なかわいいグッズが取り揃えられています。
お守りなどの御利益グッズのほか、
ハンカチ・手ぬぐいやペン・クリアファイルなど多種多彩です。
高山寺へのアクセス方法
京都駅から高山寺へのアクセスは、
西日本JRバスを利用して最寄りの栂ノ尾バス停まで50~60分ほどで到着できます。
なお、栂ノ尾バス停周辺には50台分の無料駐車場が設けられていますが、
紅葉シーズンの11月のみ有料となりますのでご注意ください。
高山寺の参拝料金
高山寺の境内は自由散策できますが、
石水院に関しては拝観料800円が必要で、拝観時間は8時30分から17時までです。
なお、10月以降の紅葉シーズンは、入山料として500円が必要となります。
出典:高山寺パンフレット
世界遺産 高山寺 鳥獣人物戯画&まとめ動画
世界文化遺産「古都京都の文化財」 まとめ動画&Google Map
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